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Nobollel開発者ブログ

Nobollelのエンジニアが、UnityやCocos2d-xの旬な情報・技術を紹介します。

Cocos2d-x v3.11においてCocosStudioを利用する手順

Cocos2d-x CocosStudio

こんにちは。清水です。前回、新しいCocos2d-x用のツールとしてCocos Creatorを紹介しました。しかし、この登場によりこれまで利用されていたCocosStudioの開発が停止してしまい、CocosStudio上でCocos2d-x v3.11のプロジェクトの作成を行うことができなくなってしまいました。試しにCocos.appが利用するCocos2d-xのフォルダにCocos2d-x v3.11を配置し、プロジェクト作成時にCocos2d-x v3.11を選択しても「Operation is in progress, please wait...」から先に進みません。

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これはCocos2d-xがCocosStudioのサポートを止めたわけではなく、今後もこのCocosStudioが利用できます。実際、2年前まで多くの開発者に利用されていたCocosBuilderでさえ、今でも利用することが可能です。 今回は、Cocos2d-x v3.11でCocosStudioを利用する方法をご紹介します。

(1) CocosStudioでプロジェクトを作成

従来の通りCocos上でプロジェクトを作成します。このとき、Engine Versionは何を選択しても問題ありません。またEditorとして「Cocos Studio」にチェックを入れておきましょう。

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(2) Cocos2d-x v3.11でプロジェクトを作成

CocosStudioとは別にCocos2d-xに備わっているCocosコマンドより、新しくプロジェクトを作成します。

f:id:nobollel:20160622150540p:plain

(3) プロジェクトを置き換える

(1)で作成したプロジェクトからCocosStudioに必要な以下のファイルを、2.で作成したプロジェクトに移動します。

  • [Project Name].ccs
  • [Project Name].cfg
  • [Project Name].udf
  • cocosstudioフォルダ

f:id:nobollel:20160622150542p:plain

(4) iOS用にCocosStudioを利用するための設定を行う

(2)で作成したプロジェクトはAndroidではすぐにCocosStudioを利用することができますが、iOSにてCocosStudioを利用するための設定が行われていません。そのため、次の設定を行いましょう。  プロジェクトの「Build Settings > Search Paths > Header Search Paths」に「$(SRCROOT)/../cocos2d/cocos/editor-support」を追加します。

f:id:nobollel:20160622151015p:plain

(5) CocosStudio上でリソースを書き出す

(3)にてCocosStudioを移動したばかりですので、CocosStudioのファイルが出力されていません。CocosStudio上にてリソースを書き出しましょう。

f:id:nobollel:20160622151005p:plain

(6) Cocos2d-xのソースでCocosStudioのファイルを読み込む

HelloWorldScene.cppなどにCocosStudioのファイルを読み込む処理を追記します。

bool HelloWorld::init() {
    if (!Layer::init()) {
        return false;
    }
    
    //CocosStudioファイルの読み込み
    auto rootNode = CSLoader::createNode("res/MainScene.csb");
    rootNode->setPosition((Director::getInstance()->getWinSize() - rootNode->getContentSize()) / 2);
    addChild(rootNode);

    return true;
}

またCocosStudioの標準では、リソースファイルをResources > resに配置するように設定されているため、AppDelegate.cppのapplicationDidFinishLaunching関数に次の1行を加えておくといいでしょう。

//参照パスとしてresフォルダを追加する
FileUtils::getInstance()->addSearchPath("res");

(7) アプリ実行

上記が全て終わったらアプリを実行してみましょう。無事起動できると次のように表示されます。

f:id:nobollel:20160622151731p:plain

Cocos2d-xのバージョンが上がっても、CocosBuilderと同様にCocosStudioもサポートされ続けるでしょう。CocosCreatorまたは適切なエディタが登場するまでは、しばらくCocos Studioを利用するといいでしょう。