GitLab(Omnibus)のバックアップデータをGoogle Cloud Storageに保存する方法
こんにちは。清水です。
GitLabにはバックアップデータをリモートストレージに保存する仕組みが備わっています。ググってみると、Amazon S3の情報はよく見かけますが、Google Cloud Storage (GCS) に保存する方法がピンポイントでなかったので、今回この方法を紹介します。
1. アクセスキーを作成する
(1) Google Cloud Platform のコンソール画面より、メニューから 「Storage」を選択
(2) 「設定」を選択
(3) 「相互運用」を選択
(4) 画面下部にある「新しいキーを作成」ボタンをクリック
(5) 表示された「アクセスキー」と「非表示」をメモする
2. バケットを作成する
(1) Google Cloud Platform のコンソール画面より、メニューから 「Storage」を選択
(2) 「ブラウザ」を選択
(3) 画面上部にある「バケットを作成」ボタンをクリック
(4) 適切なバケット名を設定し、「名前」と「場所」をメモする
3. GitLabを設定する
(1) GitLabの設定ファイル gitlab.rb を開く
$ sudo vi /etc/gitlab/gitlab.rb
(2) バックアップ用の設定「backup_upload_connection」と「backup_upload_remote_directory」を追加する
gitlab_rails['backup_upload_connection'] = { 'provider' => 'Google', 'region' => 'asia-northeast1', # 2.(4)の「場所」項目 'google_storage_access_key_id' => 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx', # 1.(5)の「アクセスキー」項目 'google_storage_secret_access_key' => 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' # 1.(5)の「非表示」項目 } gitlab_rails['backup_upload_remote_directory'] = 'nobollel-gitlab' # 2.(4)の「名前」項目
4. GitLabの設定を反映する
$ sudo gitlab-ctl reconfigure
以上で設定は完了です。 GitLabのバックアップを実行し、GCSにバックアップデータが保存されているか確認しましょう。